看護師の仕事は、とにかく体力勝負です。立ち仕事や歩き回る作業が多いうえ、全身を使って患者の移動・体位変換等をこなさなければなりません。そんな日々の業務を長く続けていくためには、看護師自身がしっかりと体力づくりをしておく必要があります。以下では、日々力仕事に奮闘する看護師に向けて、仕事の体力づくりに最適な筋トレを紹介したいと思います。実際、筋トレというと、ジムに通い、特別な器具を使うようなイメージを持たれるかもしれません。筋肉を付ける方法は、それだけではなく、自宅で簡単にできる筋トレもたくさんあります。
まず、看護師の仕事で特に重要になってくるのが、下半身の筋肉です。下半身の筋肉を鍛えることは、腰痛予防にも繋がります。下半身を鍛える筋トレとしてぜひ実践してほしいのが、スクワットです。スクワットは、いつでもどこでも手軽に行える、下半身強化の王様ともいえる筋トレです。このとき、正しいフォームで行うことが大事になってきます。スクワットの際は、足を肩幅に開き、つま先を少し外側に向け、ゆっくりと膝を曲げて腰を落としましょう。この時、腰を曲げすぎておしりを突き出さないようにするのがポイントです。また、スクワットを続けて体力に余裕が出てきたなら、上半身を鍛える代表的な筋トレ、腕立て伏せもメニューに加えると良いでしょう。胸や肩、腕などの筋肉を鍛えることで、患者の移動や介助などの際、必要な力を発揮できるようになります。また、腕立て伏せは、体幹を鍛えるという意味でもプラスになるため、姿勢の改善にも最適です。